シカゴの先発ローテーションが〝綱渡り状態〟に直面するかもしれない――。MLB公式サイトが4日(日本時間5日)の報道で「警鐘」を鳴らしている。同日に敵地ミルウォーキーで行われたブルワーズ戦に先発したカブスの今永昇太投手(31)が、6回途中に左脚を痛めて緊急降板。球団は「左ハムストリングの張り」と発表し、精密検査を受ける見通しだが、その動向に地元メディアやファンの不安が募っている。
MLB公式サイトは今永が降板後に左足を押さえながら、ベンチへ戻ったシーンとともに「ローテーション崩壊危機」の可能性を指摘。すでに開幕直後からエース格ジャスティン・スティール投手(29)が肘の負傷で戦線を離脱し、右腕ハビエル・アサド投手(27)も故障で登板を回避中。そこに今季3勝と安定感を見せていた今永の離脱が重なるとなれば「先発の柱をすべて失う可能性すらある」と深刻な見立てを示した。
記事では、さらに仮に今永がIL(負傷者リスト)入りとなれば、先発ローテーションはジェイムソン・タイヨン投手(33)、コリン・レア投手(34)、マシュー・ボイド投手(34)、ベン・ブラウン投手(25)ら〝急造布陣〟で回すことになり、持久力に乏しい構成である点も不安材料としている。
一方、今永が離脱した場合の代替候補として注目されているのが、3Aアイオワで防御率1・24と好成績を残す右腕ケイド・ホートン投手(23)。MLBパイプラインの有望株ランキングでも全体47位にランクインしており「抜擢の可能性は否定できない」と記事は指摘した。
ただ、首脳陣は「まだその段階ではない」と慎重な構えを崩していない。この日の今永は、ブルワーズ打線を5回2/3、4安打2失点と粘投。6回の一塁ベースカバーの際に脚を痛め、自ら交代を申し出た。本人は「試合前の体調は良好だった。まさか再発するとは思わなかった」とショックを隠さなかったが、前回登板でも両脚の痙攣によって途中降板しており〝下半身の疲労蓄積〟がささやかれている。
カブスは現在ナ・リーグ中地区の首位を争う立場にあるが、ここで主力先発投手を一気に3人も失うような事態になれば、順位を保つことすら困難になる。
MLB公式は結論として「今永が欠ければ、カブスのローテーションは〝崖っぷち〟を越えて〝転落寸前〟となる」とも記している。
ローテーションの軸を失った先に「光」はあるのか。今永の検査結果が、チームの命運を左右する局面となっている。












