新日本プロレス29日の佐賀・SAGAアリーナ大会で行われたIWGPジュニアタッグ選手権はYOH(36)、マスター・ワト(28)組が、王者のロビー・イーグルス(35)、藤田晃生(22)組を下し、第78代王者に輝いた。

 5日の後楽園大会でV2に成功した王者組に、YOHが「ワトに誘われて、いま強引に出てきちゃったんですけど」と挑戦表明して、即席タッグで実現した王座戦。気合満点の王者組は、藤田が場外に落ちたYOHとワトに、トップロープ上から驚異のトぺ・コンヒーロを発射。ロビーとの連係でワトをつかまえて、ペースを握った。

 YOHはロビーのロンミラースペシャルで捕獲されて大ピンチとなったが、ワトが藤田を脚で投げ捨て脱出させた。劣勢の挑戦者組はYOHが王者2人に、ダブルのDDTを決めて逆襲開始。ワトは場外の王者組に、ノータッチ式のトペ・コンヒーロを放って一進一退の攻防となった。

 終盤は王者組の猛攻を受けて、YOH&ワトは防戦一方に。それでも必死に耐えしのぎ、20分過ぎにはダブルトラースキック、YOHのラリアートとワトの水面蹴りの合体技を藤田に命中させた。このチャンスを逃さす、すかさずYOHのファルコンアロー式牛殺しにワトのハイキックを合わせた新合体殺法「Falconblow」をさく裂させ、ワトが藤田から3カウントを奪った。

 ワンチャンスをものにして22分23秒の激闘を制し王座奪取。試合後、YOHは藤田に握手を求めたが、これを振り払われた。SHOとの名コンビで5度、IWGPジュニアタッグ王座を手にしたものの、コンビ解散後は約3年10か月ぶりに同王座を巻いた。バックステージでも「うん…久しぶり。頑張ります」とベルトを見つめて感慨深げだった。

 ワトも田口隆祐とのコンビで同王座に君臨してから約2年10か月ぶり2度目の同王座奪取。左ヒザの負傷による長期欠場から復帰後は、初タイトルとなるだけに「YOHさんと組んで良かったよ。やっぱりYOHさん最高だったよ」とベルトを叩き、王座奪取の余韻に浸っていた。