マーリンズは28日(日本時間29日)、敵地ロサンゼルスでのドジャース戦で延長10回に6―7でサヨナラ負けを喫した。

 6回にマイヤーズの満塁本塁打などで一挙5点を挙げて同点に持ち込み、タイブレークとなった10回は二死三塁からサンチェスの適時二塁打で1点を勝ち越した。ところが、その直後に7番手のエンリケスが一死二、三塁のピンチを招き、代打・エドマンに痛恨の2点適時打を浴びて勝利目前から地獄に突き落とされた。

 今季から指揮を執るクレイトン・マッカロー監督(45)は昨季までドジャースに在籍。一塁コーチを務め、出塁した大谷翔平投手(30)とヘルメット越しに頭をコツンと合わせる「ヘッドパンプ」をしていたことでも知られる。

 試合は残念な結果に終わったが、絆は不変だ。試合前には同僚だったドジャースの現メンバーから熱烈に出迎えられた。キケことE・ヘルナンデスやマンシーらナインと次々と握手やハグ。フレディ・フリーマン内野手(35)からはワールドシリーズを制した証しでもあるチャンピオンリング、大谷から記念の帽子、ムーキー・ベッツ内野手(32)からは王者仕様のユニホームを手渡され、満面の笑みを浮かべた。

昨季までドジャースだったマッカロー監督(ロイター)
昨季までドジャースだったマッカロー監督(ロイター)

 さらに、優勝グッズを持ち、今や敵となったマーリンズベンチに引き揚げる際にはドジャー・スタジアムの古巣ファンから大きな拍手も浴びた。

 このシーンには多くのファンが心を打たれたようで、SNSやネット上には「素晴らしい光景」「スポーツってやっぱり最高」「こういうMLB文化はいいよな」「泣ける」「涙出る」といった声があふれた。

 大谷も試合前に個別にマッカロー監督とハグで再会を喜び合い、初回の第1打席に入る直前にヘルメットのツバを触って〝アイコンタクト〟。マッカロー監督もベンチから帽子のツバに触れて返し、相変わらずの絶妙なコンビネーションを見せていた。