広島は27日のDeNA戦(横浜)に1―2で敗れて3連敗。相手先発バウアーに8回2安打10奪三振と封じられた。その中で、ひとりインパクトを残したのが、中村奨成外野手(25)だ。

 前日まで2カード連続で「1番・中堅」先発し、この日はベンチスタートとなったが、すぐにスタメン落ちの悔しさを果たす快打を放った。1点を追う8回一死から先発・玉村の代打として登場すると、バウアーの直球を右中間へと弾き返す三塁打。「思い切っていきました。1点差のゲームで代打で出してもらえることが、自分にとってもいい経験」と与えられた役割を〝満点回答〟で応える一撃だった。

 今季は開幕一軍こそ逃したが、2日に昇格すると、その後は途中出場からコツコツと結果を残し、ここまで打率4割4分4厘。2カード前の阪神戦から4試合でスタメンに抜擢されるなど、新井貴浩監督(48)もその成長ぶりを認めている。

 2017年の夏の甲子園で6本塁打の大会記録を樹立した男も、プロ8年目。かつてのドラフト1位がプロの舞台で、ようやく持ち前の打撃力を開花させつつある。