大谷翔平(30=ドジャース)がややスロースタートに苦しむ中、その牙城を揺るがす注目株に焦点が当てられつつある。ナ・リーグのMVP戦線で一躍注目されているダイヤモンドバックスの若きスター、コービン・キャロル外野手(24)だ。一昨季の新人王が、今季はMVP争いにおける〝ショウヘイキラー〟として全米の話題をさらい始めている。
24日(日本時間25日)にインド系米メディア「スポーツキーダ」が伝えたところによると、元ダイヤモンドバックスのスター選手で現在はMLB解説者のクリス・ヤング氏が、米専門局「MLBネットワーク」の番組内でキャロルを「大谷を超えるMVP候補」として強くプッシュした。
「彼が今のペースでプレーを続ければ、十分にMVP争いのフロントランナーになれる」とヤング氏は明言。その上で「2023年のロナルド・アクーニャ(ブレーブス)のように、走攻守すべてで大谷をしのぐ必要がある」とも語った。
キャロルはここまで打率3割2分1厘、9本塁打、23打点、OPS1・065と圧巻の成績。メジャー全体でもトップクラスの71塁打をマークし、盗塁と守備の貢献も含めて万能型スラッガーとして完成の域に近づきつつある。
一方で〝本命候補〟の大谷は現在、打率2割6分1厘、6本塁打、5盗塁、8打点と自身の「高過ぎる基準」からすれば、まだ物足りない数字。ドジャース移籍2年目としては悪い数字ではないにせよ、昨季のMVP級成績と比べると、やや陰りも見える。23日のカブス戦でも1安打に終わり「パパ初ヒット」こそ記録したとはいえ、打棒爆発の気配は見えない。
こうした中で、キャロルを〝新時代のMVP〟として推す声は日増しに強まっている。ヤング氏も「ゴールドグラブ級の守備をこなす彼なら、大谷超えは十分可能」と強調し「30本塁打50盗塁」のような異次元の成績達成にも期待を寄せた。
25年は大谷でなくキャロル――。そんな声も飛び交うMLBのナ・リーグMVPレース。日本が誇る二刀流男が再び頂点に返り咲くのか、それとも〝西の疾風〟が頂点の座をかっさらうのか。両雄のし烈な争いに全米の注目が集まりそうだ。











