阪神は25日の巨人戦(甲子園)の試合開始前に、球団創設90周年を記念したイベント「Tigers Legends Day」を行い、ファーストピッチセレモニーに同球団OBの江夏豊氏(76)がサプライズゲストとして登場した。
不滅のNPB記録・シーズン401奪三振や、オールスターでの9者連続奪三振。「江夏の21球」と呼ばれる日本シリーズ第7戦の死闘――。数々の逸話に彩られた〝伝説の左腕〟の名がウグイス嬢によってコールされると球場のスタンドからは、驚きの声と拍手が沸き起こった。
捕手として江夏氏の球を受けたのは、同時代をチームメートとして戦った田淵幸一氏。「ユタカとブチ」と呼ばれた球団史上最高のバッテリーが50年以上の時を経て再現された形だ。江夏氏はなんと、車いすから立ち上がりマウンドやや手前から左腕をひと振り。手に白球こそ握られていなかったが、バッターボックスに打者役として立った掛布雅之氏のバットは空を切った。
誇り高き姿で大役を務め終えた江夏氏は「甲子園ってのはふるさとだから。この球場をバックにしてやれたのは俺の誇りだよ」と感慨深げに振り返る。ともにグラウンドに立った田淵氏と掛布氏については「俺にとっては懐かしい戦友だよ。いい奴らと一緒に野球がやれた」と語った。













