阪神は24日、球団OBの小山正明さんが今月18日に心不全のため死去したことを発表した。90歳だった。

 小山さんは1953年に阪神に入団。抜群の制球力を誇り「精密機械」の異名をとり、沢村賞、最多勝などを獲得した。64年には東京(現ロッテ)に移籍し、73年に大洋(現DeNA)で現役を引退。NPB歴代3位を誇る通算320勝を挙げた。

 球界を代表する大投手の訃報に接し、ソフトバンクの王貞治球団会長(84)が球団を通じて追悼コメントを発表。「針の穴を通すようなコントロールですばらしい回転の伸びのある速球派で打ちにくかったですね。苦労させられました。途中から大毎オリオンズにトレードで移籍されたので、その後の対戦がなかったのが大変残念です。本当にきれいな回転の真っすぐが印象的でした。心よりご冥福をお祈りいたします」と現役時代の対戦を回想しながら、温かい言葉で敬意を表し故人をしのんだ。