全日本プロレス23日・後楽園大会の「チャンピオン・カーニバル2025(CC)」Aブロック公式戦で、3冠ヘビー級王者の斉藤ジュン(38)が〝マット界随一の偏屈者〟こと鈴木秀樹(45)に屈し、リーグ戦初黒星を喫した。

 ゴングと共に距離を詰められたジュンは思わず一歩下がるなど、鈴木の試合運びに序盤から苦戦を強いられる。さらに髪をなでて観客にアピールしようとした所にエルボーを叩き込まれるなど調子を狂わされた。

 だが、5分が経過したところで鈴木の体を抱え上げてボディスラムで叩きつけて反撃に出る。序盤のうっぷんを晴らすようにエルボーを放つと、踏みつけながら結んだ髪をほどいて観客にアピールだ。

 それでも要所で鈴木からカシン式タランチュラやフロントネックロックで反撃されるなど最後まで流れをつかめず。終盤にはグランド卍固めで捕獲されて虫の息とされ、最後はスリーパーからの体固めで3カウントを奪われた。

 試合後、セコンドの肩を借りてなんとかリングを降りたジュンに鈴木から「テメエじゃな、メインは務まらねえんだよ。覚えとけ。俺が全日本プロレスの鈴木秀樹だ」と屈辱の言葉を投げかけられる。さらにバックステージでも鈴木からは「前回同様、後楽園ホールでメインじゃない。僕の責任もあるけど、3冠チャンピオンが後楽園ホールの2大会連続でメインを務められないことを本人がどう思うか。勝った負けたじゃない」と厳しい言葉が送られた。一方のジュンは「言い訳はしない。鈴木秀樹…。この借りは必ず返してやる」とリベンジを誓った。

 またほかのAブロック公式戦はザイオンが吉田隆司に、真霜拳號が芦野祥太郎に、デイビーボーイ・スミスJr.が宮原健斗にそれぞれ勝利した。