陸上女子中長距離界のエース・田中希実(ニューバランス)は〝後半型〟の走りで先頭に食らいついた。

 12日に行われた金栗記念選抜陸上中長距離大会(熊本・えがお健康スタジアム)の1500メートルでは、スタート直後は最後方から他選手の様子をチェック。2周目からスピードアップすると、みるみると順位を上げる。しかし、テレシア・ムッソーニ(ダイソー)とのスパート合戦を制することができず、4分11秒31で2位だった。

 今季の田中は、海外の室内レースで4戦連続となる日本新記録を樹立。9月に東京で開催される世界選手権に向けて調整を進めている。昨年秋の本紙インタビューでは「パリ五輪やダイヤモンドリーグなどで戦いたかったけど戦い切れていなかったので、戦えていた仮想の自分をイメージしながら、世界陸上に重なり合うようなイメージを持って、春先からのトレーニングに取り組んでいけたらな」と語っていた。決勝進出を目指し、今後もテーマを持ってレースに挑んでいく。