DeNAは8日の巨人戦(横浜)に延長12回の末、3―3で引き分け。日本一軍団にとって昨セ王者は今季も強敵となりそうだ。
昨季はCSファイナルステージで下克上を果たしたが、シーズン中は8勝16敗1分けとすっかり〝カモ〟にされた。三浦大輔監督(51)は試合前から「去年は去年です。今年は(巨人の)メンバーも変わっていますし、これから戦っていく中でね、去年とはまた違ったものが出てくると思います」と強調していた。
昨季との違いの最たる例は前中日の守護神・マルティネスを獲得した強力なリリーフ陣。「そういう(投手が出てくる)展開にならないように」と語った理想の展開に持ち込むためには、相手の先発投手を攻略するしかない。
この日の相手先発・井上に対して、鶴岡オフェンスチーフコーチは「高めの真っすぐは精度がいいので、捉えるのが難しい。曲がりの大きなスライダー、フォークも持っている。捉えるチャンスがあるとすれば、低めの球の方。(打てる確率が高いのは)左打者か右打者かといえば、右の方が狙いやすさがありますね」と戦略の一端を明かしていた。
2点を先制した4回の攻撃はまさにもくろみ通りだった。無死一塁から宮崎の左翼線二塁打、山本の2点適時打で主導権を握った。ともに右打者でいずれも低めの変化球を捉えたものだった。だが、先発したジャクソンは6回1失点ながら3番手・伊勢が8回に2失点を喫して同点に追いつかれ、逃げ切らせてもらえなかった。
試合後の三浦監督はグッタリとした表情でこう語った。
「選手はよく粘ったんですけどね。ジャクソンもよく投げたし。今日は勝ち切れなかったけど、明日は勝ちたい」。27年ぶりのリーグ優勝を目指して「横浜奪首」を掲げるDeNAだが、前途は険しいと言わざるを得ない。












