暗中模索は続く。DeNAは8日、巨人戦(横浜)で延長12回の末、3―3のドロー。8回に2点リードを追いつかれての引き分けだけに痛い結果に終わった。

 3連敗中で3位に後退したチームは本拠地に戻って巨人を迎え撃った。昨季リーグ優勝した巨人は8勝16敗1引き分けとDeNAが最も負け越した相手だ。CSファイナルステージこそ4勝3敗で下したものの、今年も一番の難敵であることに変わりはない。

 しかも4番のタイラー・オースティン外野手(33)が下半身コンディション不良で登録抹消となったばかり。今季序盤の正念場とも言えるこの試合で、三浦大輔監督(51)は筒香嘉智内野手(33)を4番に抜てきした。

 その筒香が番長の期待に応えて先制の火ブタを切る。4回先頭で中前安打を打つと、続く宮崎敏郎内野手(36)も左翼線二塁打を放ち、無死二、三塁とチャンスを拡大。ここから山本祐大捕手(26)が中前へ弾き返す適時打を打ち、2点を先制した。

 しかし、このままスンナリとはいかない。5回まで3安打無失点と好投のアンドレ・ジャクソン投手(28)が、6回に集中打を浴びた。二死から吉川に右翼フェンス直撃の二塁打を浴び、4番・岡本にも左前へ適時二塁打を食らい、たちまち1点差に詰め寄られる。

 逃げ切りを図りたいDeNAは7回、先頭・蝦名達夫外野手(27)が左二塁打を打ち、梶原の死球で二死一、二塁として牧秀悟内野手(26)が左前打。これを左翼・若林が本塁へ悪送球し、タナボタの3点目が転がり込んだ。

 ところが、直後の8回に登板した伊勢大夢投手(27)が誤算。二死から岡本和、甲斐の適時打で2点を献上して3-3の同点とされ、試合はふりだしに。

 結局、試合は延長12回を戦い抜いても決着がつかず、4時間16分の痛み分け。試合後の三浦監督はさすがに疲れた表情だった。

「選手はよく粘ったんですけどね。ジャクソンもよく投げたし。今日は勝ち切れなかったけど、明日は勝ちたい」

 3連敗した広島戦に続き、悪いムードを振り払えなかったDeNA。今年も巨人戦に大いに苦労させられそうだ。