巨人は6日の阪神戦(東京ドーム)に0―1で今季初の零封負け。屈辱の3タテを食らい、首位から陥落した。

 先発した石川が4回二死満塁から押し出し四球を与え、打線は5回から3イニング続けて得点圏に走者を進めながら決定打を欠いた。阿部慎之助監督(46)は「3連敗は悔しいけどね」としながらも「まだまだやり返すチャンスがあるしね。前を向いてやります」と語った。

 今季初の「伝統の一戦」は藤川虎に軍配が上がった。前カードまで5勝1敗と突っ走りながら、宿命のライバルに本拠地で思いっきり冷や水をかけられた格好だが、思いのほかショックは小さいようだ。〝名参謀〟でもある橋上秀樹作戦戦略コーチ(59)は、こんなふうに受け流していた。

「スタートで借金を抱えてるわけではないですし。阿部監督も『優勝するチームでも50敗以上はするわけだから、あとはできるだけ引きずらずに〝日々新たなり〟っていう意識を持ってやる。いかに切り替えられるかが大事だ』と言っていたので。まさにその通りだと思いますね」

 3連敗となってもチームはまだ5勝4敗。今季は勝率5割のラインを一度も割り込んでおらず、焦る理由も見当たらないというわけだ。さらに同コーチは「開幕早々、派手に打ってましたからね。『出来過ぎた』というかね…。(3連敗は)避けたいですけども、まあ3連勝すれば3連敗もすることもあるんでね」ともつぶやいていた。

 3連勝を飾った開幕カードでは2試合連続で2桁安打もマークし、絶好のスタートを切った。だが、シーズンは序盤も序盤。まだDeNAと広島とは対戦もしておらず、屈辱の3タテを〝良薬〟に変えて臨みたいところだ。