劇的幕切れで新井鯉が今季初の連勝を飾った。広島は5日のDeNA戦(マツダ)に延長11回、8―7で今季初のサヨナラ勝ち。逆転に次ぐ逆転が繰り返された3時間58分にケリをつけたのは、4年目の若武者・田村俊介内野手(21)だ。
7―7で迎えた延長11回。延長10回、代打として先頭打者で登場。DeNA・山﨑の初球・145キロを狙いすまして振り抜いた打球は、右中間スタンドに飛び込むプロ1号。サヨナラを決める劇的弾に「真っすぐが来たら初球から行こうと思っていました。いや~もう本当にヤバいです!」と感情を爆発させた。
チームの窮地を救った一撃にもなった。試合は8回を終え6―2、9回は守護神・栗林で幕引きを計ったが、右腕がまさかの大乱調。先頭・オースティンへの四球以降、3連打を食らい、瞬く間に2点差に。新井監督は意を決して、栗林から塹江→島内の継投策に出たが、食い止めきれず。二死満塁から島内が佐野に左翼越えに適時二塁打を浴び、6―7と一時は4点差を逆転された。
だが、赤ヘルも簡単には音を上げず。9回裏に一死二、三塁から矢野の内野ゴロの間に1点を奪い、7―7と執念の粘りをみせた。
最後は延長11回に田村が、プロ野球史上43人目となる「プロ初本塁打がサヨナラ弾」という離れ業で決着。試合中、何度も自らの胸中で喜怒哀楽を繰り返し、最後は大はしゃぎでサヨナラの輪に加わった新井貴浩監督(48)は「ちょっと喜び過ぎて、頭がいたい」と試合後も顔を紅潮させ、興奮気味に劇的勝利に浸っていた。












