ドジャースの大谷翔平投手(30)は28日(日本時間29日)に本拠地ロサンゼルスでのタイガース戦に「1番・DH」で先発出場し、延長10回に開幕から4試合連続となる右前打を放ち、4打数1安打、1得点だった。打率3割7分5厘。チームは延長10回にベッツがサヨナラ3ランを放ち、8―5でサヨナラ勝ちして4連勝とした。

 2点を追う延長10回。コンフォルトの左翼線適時二塁打、スミスの左前適時打で5―5とした一死一塁で5打席目が回ってきた。マウンドは5番手の右腕ブリスキー。1ボールからの2球目、外角低めのフォーシームをバットの先で拾って振り抜いた。打球速度100・2マイルの痛烈なゴロが右前へ抜けると右手でガッツポーズ。一死一、三塁とサヨナラのチャンスを拡大。打席は8回に一時勝ち越しとなる一発を放っているベッツだ。フルカウントからの7球目、内角低めのチェンジアップをすくい上げると大歓声。低い弾道のライナーは左翼フェンスを越えた。劇的なサヨナラ3ランで、開幕からの連勝を4に伸ばした。

 相手先発は右腕フラーティ。昨年シーズン途中に移籍し、ワールドシリーズ制覇に貢献した。初回先頭はストレートの四球。2点を追う4回先頭は1ボールからの2球目、真ん中高めの92・5マイル(約149キロ)のフォーシームを強打するもミスショット。高々と打ち上げたるも中飛だった。

 6回先頭はカウント2―1からの4球目、外角低めの78・1マイル(約126キロ)のナックルカーブを引っ張ったが、打球速度105・3マイル(約169・5キロ)の痛烈なゴロは二塁手が好捕。二ゴロだった。ベッツが中前打で出塁すると3番フリーマンが中堅左へ1号同点2ラン。先発した山本の負けを消した。

 2―2の8回一死無走者は3番手の右腕ベストと対戦。フルカウントからの7球目、外角の97・5マイル(約157キロ)のフォーシームに手を出すことなく見送り三振。続くベッツが初球を捉え、左翼席へ勝ち越し1号を運んだ。

 試合前には昨季のワールドシリーズ制覇を記念した優勝リング贈呈セレモニーが行われた。大谷が大トリで名前を呼ばれると超満員のファンは大歓声。ブルーカーペットを歩いてマウンドに設けられたステージへ。笑顔でリングの入った箱を受け取った。その後、ダイヤモンドがあしらわれた金色のリングを左人差し指にはめ、記念撮影。ベッツ、フリーマンとのMVPトリオでも写真に納まった。

 激戦を制したドジャース。1998~2000年のヤンキース以来の世界一連覇へ一直線だ。