巨人が21日のオープン戦・ロッテ戦(東京ドーム)に6―2で勝利。13日のソフトバンク戦から続いていた連敗(15日のドジャース戦、16日のカブス戦を含む)を「5」でストップした。

 今季開幕投手に任命されている先発・戸郷が3回無失点。一方の打線も甲斐の移籍1号3ランが飛び出すなど序盤から大量リードを奪い、投打がかみ合った。

 阿部監督は甲斐の一発について「打席が少ない中での今日の1本は、いいきっかけになったと思う」と評価。「もうあと今日入れて3試合しかないし『緊張感ある試合をしましょう』とは言ったんでね。それをやっぱりベテランが姿勢で見せてくれたよね」とも述べ、3回に好捕を見せた丸らベテラン勢も称賛した。

 まだ開幕前とはいえ、ここまで黒星街道が続いていたことは少なからずチームに暗い影を落としていた。連敗も「5」となっていたことで「どうせ本番じゃないし」「オープン戦だから大丈夫」などと笑い飛ばす余裕もなかったのは、紛れもない事実だ。それだけに本拠地での連敗ストップはポジティブな材料になったと言える。

 その舞台裏では「神通力」も発動していたようだ。この日の試合から「ジャイアンツ日本一祈願祭」と題し、東京ドーム内には神田明神の祭壇が設置された。来場したファンは行列をなして必勝祈願を行ったほか、特製絵馬に願いを書き込んで奉納。チーム関係者からは「オープン戦とはいえ、連敗が続くのは気持ちのいいものじゃないし、神様も味方してくれたのかな」と〝見えざる力〟に深い謝意を示していた。

 連敗を止めて嫌なムードも完全に払しょく。このまま神風とともに上昇気流に乗って「3・28」の開幕戦を迎えたいところだ。