巨人の元監督で野球評論家の堀内恒夫氏(77)が17日に自身のブログを更新し、今季で来日3年目となるフォスター・グリフィン投手(29)の改善点を指摘した。

 グリフィンは16日に行われたカブスとのプレシーズンゲーム(東京ドーム)で先発登板。5回までに83球を投じ、5安打、6奪三振、4四死球、4失点だった。2023年から巨人でプレーする左腕は2年連続で6勝。堀内氏は「2桁勝利」を期待しているが、開幕戦を28日に控えた中でのカブス戦に内容に「ちょっと不安だねぇ(笑)昨年と変わってほしいところが変わっていないからさ」とつづった。

 不変だったというのが、グリフィンの性格にも関わる部分。堀内氏は「完璧に狙い過ぎるところがあるよね。今の井上温大と似ているところがあって いいところにいいところに投げようとする。回を重ねていくうちに それに疲れてスタミナ切れしボールが抜けて打たれる。それが大体5回あたり。いいボールとコントロールがあるのにもったいないよね」とズバリだ。

 制球力の高さは持ち味の一つでもあるが、理想を追い求めすぎると〝負の連鎖〟に陥るリスクもあるという。「ストライクゾーンに投げ過ぎる。で、思い通りのところにいかないとカーっとくるような感じ。そうなると自分本位のピッチングになって 投げるリズムが悪くなるから野手との呼吸も合わなくなる。いいことないよ」。〝独りよがり〟になってしまっては、打線の援護はもちろん自身の勝ち星も増えてこないというわけだ。

 どれだけ球を操れてもすべてを完璧に投げることは不可能。堀内氏は「ピッチャーが自分の思い通りに100%投げられてたら30勝するぞ(笑)」と温かく諭し「グリフィンのボールなら そこそこのところで勝負しても大丈夫なんだけどね。それを本人が自覚できるか。ここが2桁勝利への鍵となりそうだな」と変心を期待していた。

失点して肩を落とすグリフィン(右)、駆け寄る岸田
失点して肩を落とすグリフィン(右)、駆け寄る岸田