ドジャース・大谷翔平(30)ら多くの日本人選手がMLBで活躍し、今後もNPBからの流出が止まりそうにないが、そんな状況を米メディアが〝危惧〟している。「東京シリーズ」は大谷をはじめ山本由伸、佐々木朗希、今永昇太、鈴木誠也らが結集。大フィーバーを巻き起こしている。そんな中で「NBCロサンゼルス」は「これは日本国内で誇りになるが、心配する理由でもある。もし、スター選手たちが全員アメリカに移籍したら日本の野球、プロリーグはどうなるのだろうか」と問題提起している。

 今オフはヤクルト・村上宗隆内野手(25)のMLB挑戦が濃厚と見られ、今後もポスティングシステムや海外FAでのMLB挑戦の流れは止められない。そればかりか桐朋高の森井翔太郎投手(18)がアスレチックスとマイナー契約を結び、佐々木麟太郎内野手(19)もドラフトをスルーしてスタンフォード大学に進学するなど、NPBを経由せずにMLB挑戦を目指す選手もいる。

 MLB最高執行責任者、クリス・マナリック氏はそんな現状を「日本はルネッサンス時代にある。大谷のような選手が異なる市場から来ることは役に立つ。伝え方が変わる」とビジネス面で絶大な効果が生まれる可能性があるとし「各国で育成される選手が増え、最終的にメジャーに入団する選手が増えればその地域のリーグにとってもメジャーにとってもいいこと」と見ているという。

 しかし、NPBの将来について同メディアは「日本球界はブラジルのサッカーのようになるかもしれない。最高の選手がヨーロッパでプレーし、子供たちはヨーロッパでプレーできるほどうまくなるまで国内でプレーする。何らかの対策を取らなければ人材流出は庭のホースから消火栓に変わってしまう可能性がある」とジャーナリスト、キム・アレン氏のコメントを紹介し、警鐘を鳴らした。