【モデルボクサー 高野人母美 9頭身ファイターの告白(19)】2017年10月6日の敗戦を機に所属の協栄ジムを辞め、18年にフィリピンで試合をしようとしたらJBC(日本ボクシングコミッション)のライセンスが必要でした。そのためにはかつての所属ジムに復帰するか、別のジムに移籍するしか道はありません。協栄ジムから「移籍なら500万円」と言われて、試合は実現しなかったことはお話ししましたよね。

本社で出演DVDをPR(14年10月)
本社で出演DVDをPR(14年10月)

 その一方の芸能活動では、同時期に当時の所属事務所からヌード写真集のオファーを拒否したこともありました。「辞める」「辞めない」でもめていた中、呼び出しを受けた時に「写真集を出さないか」と言われたのです。それは「脱ぐ」ことが盛り込まれていたものでした。ギャラは確か500万円でしたが、金銭面だけじゃない理由もありました。絶対に3点を隠し、どんなことがあっても両親を悲しませることはしたくないと思いました。私自身も絶対に脱がない、フルヌードにはならない気持ちは強いのです。

 でも、事務所から説得されるわけです。過去に脱いだことがある某女性芸能人の名前を出し「こういうふうにしてみんな売れてったんだよ。だから人母美もどう?」みたいな感じでした。最初から受けるつもりがなかったので、もう完全に事務所を辞めようと考えましたね。すると「業務委託ならどう?」って言われてましたが、一刻も早く縁を切りたい気持ちを加速させるだけでした。

 こういったオファーを受ける前に、危険な兆候はありました。DVDをいくつか出しているんですけど、そういった撮影の時にヌーブラ姿になったりもしました。その場のノリなのか知りませんが、撮影している方が「じゃあそのヌーブラ取ってみない?」と。徐々に露出を増やしていって、なし崩し的に最後はヌードにさせるという、よくあるパターンですよね。もちろん、その時は断りましたよ。

 芸能事務所に対しては、ギャラへの不信感もありました。大きなところではなかったので、ちゃんとした給与明細もなかったです。それに仕事を頂いた方と仲良くなってお話しする機会があった時、事務所に49万円を支払ったそうですが、私のギャラは3万9000円だったこともあります。全額自分のところに入ってくるとは思っていませんが、ちょっと抜き過ぎですよね。

 こんなことを知っちゃうと「ほかのお仕事もそうなんじゃないかな」と思ってしまいますし、ヌードのギャラ(500万円)も「安くない?」って。事務所はいくらで引き受けようとしていたのか…。でも不信感を抱きながらも私の性格なのか、当時の事務所の方とは仲良くさせてもらっています。次回はまたボクシングの話に戻りますね。