怪物が手にするメガ契約は――。ドジャース・佐々木朗希投手(23)が開幕2戦目となる19日のカブス戦(東京ドーム)でメジャー公式戦初登板初先発する。デーブ・ロバーツ監督(52)が11日(日本時間12日)に明言した。登板前までに現状のマイナー契約からメジャー契約に移行するが、順調にスターダムにのし上がっていくと、佐々木の〝適正相場〟はいくらになるのか。
ついにデビュー戦が正式決定した。この日、アリゾナ州グレンデールで行われたガーディアンズとのオープン戦に先発した佐々木は、4回1安打無失点、2奪三振の好投を見せた。
試合後にはロバーツ監督が「ヨシ(山本由伸)が開幕戦、朗希が2戦目。エキサイティングなことになる」とチーム方針を発表し、佐々木も「ここ(メジャー)で活躍するためにやってきたので、すごく興奮しているし(開幕を)東京で迎えられるのは特別。なかなかないことだと思う」と気合を入れ直した。
一時は球速が上がらず、第2戦の先発もトーンダウンしたが、前回登板で最速99・3マイル(約159・8キロ)を計測。この日も97・4マイル(約156・8キロ)を記録し、宝刀のスプリットも冴え渡った。
25歳未満の佐々木は規定によりマイナー契約での入団。デビュー戦前にメジャー契約に移行する必要があるが、その先には巨額契約が誕生する可能性を秘める。メジャー関係者は「MLBでも先発ローテの1、2番手のみが手にできる大型契約を狙えるタイミングが、今後の佐々木にも必ずやってくる」と断言した。
そのタイミングとは、メジャー契約締結から6年後となる2030年オフ。順調にいけばFA権の取得が見込まれる。
前出関係者は「今後、MLBで活躍すれば30歳を前にもう一度大きな契約をする機会に恵まれる。彼に限ったことではないが、この年代で結ぶ契約がキャリアにおいて最も大きな契約となる。大谷もそうだったように30歳を前にFAになり、正真正銘のビッグマネーを手にする」と明言。さらに「これを達成するところまでいけば、アマルール(25歳ルール)の適用を受けてまでMLBに挑戦したことが〝正解〟となる。ドジャースにとっても、彼が最短ルートでFAとなれば今オフの補強が正しかったことにもなる」と語った。
一線級の働きを見せ続ければ、佐々木の〝適正評価〟はどれほどになりそうなのか。
「メジャーの1、2番手の先発として最高ランクの投手になっているだろう。その相場は今のレートでも単年で4000万ドル(約59億6000万円)の5~6年の長期契約がベースになる。いわゆる超大型契約を結べるごくひと握りの投手。多くの球団がそのオフの補強の最優先事項、マネーゲームをしてまで欲しい投手になっているはず」(同)
もちろん、何度も指摘されてきた「耐久性」などの課題をクリアすることが大前提となる。それでも自身初のFA権をつかみ、移籍市場に出れば現在の相場でも「5年2億ドル(約298億円)」から「6年2億4000万ドル(約357億6000万円)」の攻防になるとみている。
同僚の大谷は10年総額7億ドル(約1015億円)、山本も12年総額3億2500万ドル(約465億円)の超大型契約を結んだ。契約金650万ドル(約10億1600万円=いずれも締結時)からのスタートとなった怪物右腕の今後が見ものだ。











