その胸中は──。ウエスタン・リーグの開幕戦(14日・タマスタ筑後)で開幕投手を務めることになったソフトバンク・前田悠伍投手(19)が、二軍降格と同時に伝えられた首脳陣からのメッセージに対する思いを明かした。
初めて「競争」の枠組みの中で過ごしたプロ2年目の春季キャンプ。ドラフト1位として「特別育成プログラム」を組まれた昨季とは違い、開幕一軍の座を勝ち取るためA組で首脳陣にアピールをしてきた。4日のヤクルトとのオープン戦(みずほペイペイ)では1回を無安打無失点。しかし、同日に二軍への降格が決まった。
倉野投手コーチは金の卵のポテンシャルの高さゆえに、目先ではなくその先を見据えた取り組みを求めてきた。二軍行きが決まった左腕に対して「夏場、中盤くらいに出てきてほしい。それまでまだやることはたくさんある。『もっと大きな姿で戻ってこられるように』とは本人に伝えました」とスケールアップに期待をかけた。
そうした中、ファームの開幕投手に指名された。2年目左腕にとっては確かなステップだが、春の時点で「一軍戦力」になれなかったことの結果でもある。本人は「一軍を外れたっていうのはどちらかというと悔しい思いの方が強い」と心境を語り、唇をかんだ。それでも「任されたっていうところはしっかり投げないといけない。いい投球ができるようにやっていきたい」と前を向いた。
ファームの開幕投手を伝えられたのは二軍降格と同じタイミングだった。将来のエース候補への、首脳陣からの期待の込められたメッセージとも言える。
「調子的にはいい状態できている。一軍で次投げる時につながるような投球がしたい」と語った前田悠。スケールアップを目指し、ウエスタン開幕戦のマウンドに立つ。












