東の名門球団が開幕前から大ピンチに見舞われている。ヤンキースは10日(日本時間11日)、サイ・ヤング賞右腕のゲリット・コール投手(34)がトミー・ジョン(TJ)手術を受けると発表した。
コールは6日(同7日)のツインズとのオープン戦後に右ヒジの違和感を発症。精密検査の結果を待つ間にも「まだ希望はある」と話していたが、最終判断はあまりにも過酷なものとなった。TJ手術を受ければ1年以上の離脱は必至。複数の米メディアも相次いで今季の「全休」を伝え、MLB公式サイトは「復帰は来季後半戦以降」との可能性を報じている。
球団は昨オフにフリードを獲得するなど先発陣にもテコ入れしたが、コールはバリバリのエース。投手陣の軸となることは確実だったが、すでに昨年の新人王・ヒルも故障で出遅れが確定していた中で起きた悲劇だ。野手陣でも長距離砲のスタントンが両ヒジの治療で開幕には不在とあって、攻守にわたる戦力の低下は否めない。
相次ぐ悲報に地元紙「ニューヨークポスト」のベテラン記者、ジョン・ヘイマン氏も「これはヤンキースの地獄の春だ」と絶望視。「春は希望の季節だが、今やその希望は大幅に薄れているようだ」「ヤンキースの状態はこれ以上ないほど悪化している」などとつづり、前向きな言葉は皆無に等しかった。
コールは19年オフにヤンキースと9年総額3億2400万ドル(約477億円)で契約。昨オフにオプトアウト(契約破棄)したが、現契約を継続して残留を決めた。昨季に続く右ヒジの故障でシーズンを棒に振り、エースを欠いたまま開幕を迎えるヤンキースに明日はあるのか…。












