前西武でロッキーズとマイナー契約を結んだジェフリー・ヤン投手(28)の奮闘ぶりを米メディア「ESPN」が深掘りしている。

 三振を奪うたびに、バリエーション豊富な〝歓喜の舞い〟を披露する左腕。日本でもその個性的なセレブレーションで一躍話題となった。戦いの場を米国に移した今季、メジャーのスプリングトレーニングでも話題をさらっている。MLB公式Xが反応したこともあり、爆発的に人気急上昇。昨年、日本の野球ファンが西武に現れた異色の助っ人に度肝を抜かれたように、今、MLBのファンがセレブレーションを〝入口〟にヤンに強いを興味を示している。

 一体、何者なのか――。そんな視点でESPNはヤンに注目。丹念な取材で「本当の物語が存在する」と紹介し、その人となりや紆余曲折の野球人生を深掘りしている。献身的な妻との愛に満ちた関係性や、エンゼルス時代に「制限リスト」に入れられ、長くつらい不遇を味わったことなどを報道。妻の懸念をよそに2023年から三振を奪った際に飛び跳ねるパフォーマンスを披露し始め、信念を持って「情熱」を体全体で表現している〝今〟を丁寧に伝えている。

 また、招待選手ながらメジャーで通用する速球の持ち主であることを技術的視点で報じつつ、単なる〝色物〟としてではなく「ヤンは投手がフィールドでできることを再定義した」と時流に乗った個性に独自の視点で着目した。

 流浪のドミニカン――。苦節を経てアメリカンドリームをつかめるか。グラウンド内外で、注目度は間違いなく上がっている。