阪神は8日のDeNA戦(甲子園)に4―5で逆転負け。7回終了時点で4―0とゲームを優位に進めていたが、終盤8、9回に守備の綻びなどを突かれ一挙5失点。最後まで悪い流れを食い止めることができなかった。試合後の藤川球児監督(44)は、スタメンでフル出場させた栄枝裕貴捕手(26)のインサイドワークについて「課題も出たと思う」と評した。
先発の門別が4回無失点で交代した時点で「きょうは最後まで(栄枝を)行かせます、とバッテリーコーチに伝えた」と明かした藤川監督は「1試合を通してマスクを被る難しさを痛感したと思う」と背番号39について静かに振り返る。
4―1と1点を返された直後の8回二死三塁の場面では前日7日に支配下契約を締結したばかりのルーキー・工藤泰成投手(23=四国IL徳島)をマウンドに投入。だが、カウント1―2からの高め直球を山本に弾き返され、2点目を献上した。工藤の投球を「精度も高く良かった」と評価した指揮官だが、栄枝のリードに対しては「あの状況で(工藤を)出しているところで、やり方はもう少しあるというか…。あれが最後、ああいう展開(逆転負け)になったと思うので。あの1点の取られ方というかね」と指摘した。
梅野、坂本に続く次世代捕手の育成はチームにとっても重要な課題。1つの配球のミスが致命傷になり得ることを誰よりも熟知する虎の元守護神だけに、今季で大卒5年目を迎える栄枝には反省を促した格好だ。











