昨年の都知事選で3位に敗れた元参院議員の蓮舫氏が7月の参院選で、古巣の立憲民主党から比例代表で出馬する見通しとなった。国政復帰を否定していた蓮舫氏だけに永田町では波紋を呼んでいる。
蓮舫氏の参院選出馬は6日、毎日新聞がスクープし、立憲側は擁立の方向で調整していることを認めた。蓮舫氏は昨年7月の都知事選直前に立憲を離党。出馬に伴い参院議員を自動失職した。一時は有力候補と目されたが、選挙戦では失速し、小池百合子都知事の3選を許せば、旋風を起こした石丸伸二氏の後塵を拝した。
選挙後に自身のインスタライブで「今はもう国政選挙は考えていない。国政を卒業し、都知事に手を挙げて、すごい景色を見た。また国政に帰るのは私の中で違う。(戻ったら)渡り鳥みたいじゃない。いったんピリオドだなと思う」とまで踏み込んだ。昨年10月の衆院選東京26区からの出馬もウワサされたが、国政復帰することはなかった。
永田町関係者は「在野での活動も模索したようですが、国政に戻るしか居場所がなかったとも見れる。地盤だった東京選挙区ではなく、比例代表からの出馬でさまざまな憶測を呼んでいます」と指摘する。参院選東京選挙区は3年前の同区で当選した蓮舫氏が失職したことで欠員になり、任期3年となる欠員1を加えた7議席となる。
「自分で辞めて、また同じ選挙区からの出馬となれば批判は避けられないし、立憲からは後輩に当たる塩村あやか参院議員と元『RAG FAIR』の奥村政佳参院議員が出馬予定で、票を食い合い、共倒れしかねない。比例なら約10万票が当落ラインで、3年後に再び都知事選に出た場合は次点候補が繰り上がるので迷惑はかからない」(同)
都知事選で誹謗中傷にさらされた蓮舫氏は昨年のインスタで「蓮舫なら何を言ってもいい空気に私は耐えられるが、次の子たちに良くない」と話し、芸能界時代から蓮舫氏を知るという東国原英夫氏が「蓮ちゃん」と呼んだことに「携帯も知らなければ、ご飯も食べたことがない」とバッサリ。SNSでの誹謗中傷には開示請求するとも宣言していた。
国政復帰に当たっては、過去の発言との整合性からも批判にさらされることになりそうだが、充電期間を経て、さらなる戦闘モードにバージョンアップした〝ニュー蓮舫〟が登場することになりそうだ。












