日本サッカー協会の佐々木則夫女子委員長(66)が、先月のシービリーブスカップ(米国)で日本を初優勝に導いたニルス・ニールセン新監督を絶賛した。

 なでしこジャパンは、昨年のパリ五輪の準々決勝で世界1位の米国に延長戦の末に0―1で敗れた。大会後に池田太前監督が退任し、初の外国人監督となるデンマーク出身のニールセン監督が就任。その初陣となった今大会で、決勝で米国を撃破するなど3連勝で優勝を果たした。

 佐々木委員長は6日、都内で取材に応じ、新指揮官について言及。「まずビックリしたのが、ニールセン監督は今までの選手たちの技量を褒める。なでしこジャパンの戦略、チームのやっていた試合内容を褒めちぎる。日本の指導者で、あれほど選手を褒めるのはなかなかできないと思った。(自身の代表監督時代に)選手を褒めるまで3、4年かかりましたから(笑い)」と高評価を与えた。

 佐々木委員長によると、ニールセン監督は就任後の面談などで選手たちにこう伝えていたという。「君たちは技術もチームのレベルも高い。ただ、客観的に私が見ていた中では、もっと勇気を持って失敗を恐れないで、チャレンジできることをしていなかった。個々とチームでできることを、恐れずに思う存分やってみよう」。

 新指揮官からのポジティブな声掛けもあり、奮起した選手たちが見事に結果を残した。佐々木委員長は「(米国に)行くまではドキドキだったけど、非常にスタッフ間のコミュニケーションも良かった。その中で(選手に)どれだけアプローチしてくれるのかなと考えていて、伸び伸びと選手一人ひとりがやってくれた」と新体制を称賛した。

 ニールセン監督のもと、なでしこ復活に向けて期待が高まる。