陸上の東京マラソン(2日、東京都庁前発~東京駅前着)で、元バスケットボール少年の市山翼(サンベルクス)が存在感を発揮した。
春の日差しで時間が経つごとに気温が上がる悪条件だったものの、最後まで粘った。序盤は第2集団でレースを進め、中間地点を1時間2分44秒で通過。後半はパリ五輪6位の赤﨑暁(九電工)、井上大仁(三菱重工)などの実力者を振り切り、2時間6分00秒の日本勢トップとなる10位に入った。レース後には「粘って粘って気付いたら(日本人の)先頭だった」と振り返った。
中央学院大出身で、箱根駅伝ではエース区間の2区を経験。卒業後は埼玉医科グループ、小森コーポレーションを経て、一昨年4月からサンベルクスで競技を続ける一方で、中学時代はバスケットボール部だったという。
市山は「チーム競技があまり得意じゃなかったのと、バスケットボールをやる上で、体力をつけるために走る練習がもうピカイチ速かった」と回想。高校はダンス部などを検討していたが「短距離の先輩に君、長距離向いてるよ」と言われ、陸上の道に進んだ。「今もその先輩のおかげでつながっている」と頬を緩めた。
世界選手権の代表入りは現時点で不透明だが「勝つということは難しいことなので、日本人トップになれて良かった」と充実の表情。今回の経験を自信につなげる。












