チョーさんが元気いっぱいだ。巨人・長野久義外野手(40)が独自調整を認められた「S班」で精力的に汗を流している。20日の沖縄・那覇キャンプでは大勢のG党が見守る前でフリー打撃や守備練習を消化。16年目のシーズン開幕に向けて準備を進めている。

 そんな長野はファンサービスも健在だ。1次キャンプ地の宮崎には強烈な寒波が襲来。8日は最高気温7度と底冷えした上、最大瞬間風速は9・5メートル…。選手たちも思わず「寒い」と口々に漏らし「S班」の大半は室内練習場にこもって調整した。

 それでも熱心なファンたちはガラス張りの屋外から凍えながら熱視線。そこで長野は急きょ45分間に及ぶ「臨時サイン会」を開催した。ゲリラ的に行われる長野のサイン会は毎年恒例ではあるが、当初は100人限定だった。しかし、長野の計らいで結局は200人以上のファンにペンを走らせ、ある関係者は「長野さんは(ファンの)一人ひとりにかける言葉が全然違ってすてきだなと。見ていても応対が素晴らしいなと感じます」とうなっていた。

 極寒のサイン会が長時間となったこともさることながら、長野らしい心配りも随所に表れた。手がふさがっていた女性ファンのキャリーケースをどけてあげ、ベビーカーに座っていた赤ちゃんには笑顔でハイタッチ。さらに「今日誕生日の人は前に来て。サインするよ」と粋なお祝いもしていた。

 長野は「寒い中、こうやって来てもらってるんでね。時間があれば少しでも…。まだ(サインを)もらってもらえるうちが華なので(笑い)」と冗談まじりに話していたが…。

 場所を那覇に移しても、ファンの歓声に手を上げて応えるなど背番号7の「神対応」は不変だ。外野手では若手が台頭してきているが、ベテランの意地を見せる。