Gの指揮官が若手投手にまさかの珍指令だ。

 宮崎から移動した巨人は15日、沖縄・那覇での2次キャンプをスタート。初日からブルペン投球していた堀田賢慎投手(23)に対し、阿部慎之助監督(45)はおもむろに遅いチェンジアップを投げるように直接指導した。

 持ち球にチェンジアップのある堀田だが「僕のは速いというか、真っすぐに似た軌道なので『ちょっと腕を抜いてもいいから120キロくらいで投げるイメージで投げてみて』と言われた」という。

 阿部監督は「ちょっとおちょくったボールを投げてみろ」と指示したことを明かし「打者はイラっとするだろうから。そういう遊び心というのも必要じゃないかと」と意図を説明した。

 的確な指揮官のアドバイスもあってか、堀田は「今日、ほんと初めて投げたばっかりだった」と言いつつも「そういうふうに投げられたので『意外と投げられるね』と。それをゲームの中で使えたら幅も広がるし、それを使ってゲームを進めていけるという余裕も出てくる。使うタイミングがあれば、打者の反応とか見るのも面白い」と手応えを口にする。

 高卒6年目右腕は「新しい引き出しとして取っておいて、行き詰まった時とかに、出したら面白いのかなと思う」と、阿部流〝おちょくり球〟の効果に期待を寄せていた。