【赤ペン! 赤坂英一】「もう一度、横浜スタジアムで試合ができるよう、CSを勝ち上がっていきますので、熱い熱い声援をお願いします!」
DeNAの本拠地最終戦セレモニー(3日)で、三浦監督が力強く必勝宣言を行った。12日から始まるCSファーストステージの相手は阪神。思い出されるのが、かつてその阪神と激突した2017年のCSだ。雨中の第2戦、泥だらけになった激闘を制して日本シリーズ進出につなげた勝利を、番長はこう振り返っている。
「僕はスタンドで見てました。現役を引退した年だったのでね。今年は内容どうこうより勝つしかない。雨が降らないことを祈っています」
いかにも“雨男”らしいコメントである。今季、三浦監督はふた言目には「勝つしかない」と繰り返してきた。その姿勢に選手はどんな影響を受けたのか。後半戦好調だった桑原はこう言う。
「戦うにつれて(監督の)表情を見ても立ち振る舞いを見ても、勝ちたいって思いは伝わります。チーム全体がそういう雰囲気になってるんで、続けていくことが大事だと思っています」
その桑原と指揮官の思いがピタリと一致したのが9月22日のヤクルト戦だった。3回二死一塁、戸柱の二塁打で一走・桑原が本塁へ。一度はアウトと判定され、桑原が天を仰いで悔しがると、三浦監督はすぐさまリクエストを要求した。
リプレー検証の結果、捕手のタッチより先に間一髪で桑原の左手がホームベースに触れていたことが判明。判定がセーフに覆り、勝ち越し点となった。桑原の“神走塁”に、番長の“勝負眼”の鋭さが光った。
「いや、さすがにベンチからは(ベースタッチは)見えなかったです。タイミング的にセーフだと喜んでたらアウトだったんでね。選手からアピールがあったら(2回目は失敗したら終わりなので)1回目はすぐにいっています」
そう語る三浦監督は、選手が感情をあらわにすることにも寛容だ。ケイがFワード4文字を叫んでグラブを投げつけても「感情の出し方やアンガーマネジメントは人それぞれ。そうやって切り替えられるならいいことですよ」という。
田代打撃コーチが現役だった大洋時代には、コーチも務めたボイヤーがFワードの叫び方を日本人選手に教えていた。決めゼリフは「ファッ○○・ザ・ハート!!」。それぐらい闘志をむき出しにする選手がもっといてもいい。












