巨人・戸郷翔征投手(24)が記録達成前のベンチのピリピリムードを振り返った。

 24日の阪神戦(甲子園)で戸郷は9回123球5奪三振で、ノーヒットノーランを達成。1―0でチームの連敗を4で止めた。

 9回二死二塁で戸郷は最後、伝家の宝刀・フォークで中野を空振り三振に切って落とした。「最後、フォークで決めるのは腹をくくっていた。これで打たれたらしようがないと思いながら、フォークを選択した」と力を込めた。

 ベンチでは徐々に〝異変〟を感じていたという。「みんなの空気が回が追うごとに静まり返っていたので。それで意識した。誰も(ベンチで側に)来てくれなかったし、寂しいなと思った」と周囲の気遣いを感じていたとう。

 ナインの好守にも助けられた。9回一死二塁で近本の一直を岡本和がキャッチ。戸郷は「和真さんも近本さんの打球をとった瞬間、すごい顔をしていた。『(一塁に)打たせるなよ』とさっき言われました」とやりとりを明かした。

 達成の瞬間を「感動もあり、今までやってきたことは間違いじゃなかったんだなと思いました」と振り返った右腕。巨人の若きエースに新たな称号が加わった。