女子プロレス「スターダム」の岡田太郎社長(36)が取材に応じ、5選手の退団について語った。

 団体は22日に林下詩美(25)、ジュリア(30)、MIRAI(24)、桜井まい(33)、弓月(19)が契約満了となる3月31日をもって退団すると発表。所属でのラストマッチは31日の山形ビッグウイング大会で、詩美とジュリアは4月12日の後楽園ホール大会を最後に団体を去る。

 退団者の発表が3月下旬になったことを、岡田社長は「3月の頭に発表をしていたら、シンデレラ・トーナメントよりも退団する選手の話題が中心になってしまったと思うんです。それは本意ではないですし、退団する選手も所属の間はスターダムの戦いに集中して優勝を狙ってもらいたかったので、このタイミングになりました」と説明した。

 団体最高峰ワールド王座の戴冠実績があり、「プロレス大賞」女子プロレス大賞受賞歴がある詩美とジュリアだけでなく、昨年11月にデビューしたばかりの新人・弓月の離脱は大きな波紋を呼んだ。

 それでも岡田社長は「年度末に毎年どの団体にも起こることなので、取り立てて特別なことではない。なので、そういう選択をした選手には少しでも楽しい思い出だったり、スターダムにいてよかったなっていう思いで、お別れをしたいなと思ってます」とした上で「私が(昨年12月に)社長に就任してからいろいろなことがありましたが、これでようやく新しいスタートを切れるんじゃないかと思っています」と、今後を見据えている。

 ジュリアだけは米WWEマット挑戦の可能性が残る中、退団選手は2月4日付でスターダムのエグゼクティブプロデューサーを解任されたロッシー小川氏(66)が旗揚げを予定する新団体への合流が有力視される。

 岡田社長は「団体を去る人がいることはもちろん会社にとってはつらいこと、悲しいことです。でも、逆に所属の選手にはチャンスが増えると思いますし、スターダムを選んでよかったって選手にもお客さんにも思わせるような戦いの場を提供していきます」と約束。

「今回、退団を選んだ選手がプロレスを続けるのであれば、どういう人生を選んでも、またスターダムに上がりたいなって思うような団体にするのが使命だなと思ってます」と業界盟主の底上げに意欲を見せた。