新日本プロレス「NEW JAPAN CUP(NJC)」準々決勝(17日、静岡)で、NEVER無差別級王者EVILが鷹木信悟(41)を下しベスト4に進出した。優勝後は4月6日東京・両国国技館大会でIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也を「挑戦者」として迎え撃つ意向の極悪男は、さらに理不尽な青写真を追加。内藤にIWGPベルトの譲渡を求めた上で〝浄化〟を予告した。

「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」率いるEVILと「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の鷹木による準々決勝は、戦前の予想通り大荒れの展開になった。両ユニットのセコンドが入り乱れる中、H.O.Tの反則攻撃連発からEVIL(変型大外刈り)を炸裂させて勝利。準決勝(18日、郡山)では辻陽太との激突が決定し「お前は顔じゃねえんだよ」と挑発した。

 NJC優勝者は4月6日両国大会でIWGP世界王座に挑戦するのが既定路線。しかし自身の保持するNEVER王座が現状の最高峰王座と強弁するEVILは、逆に内藤を挑戦者として迎え撃つという傲岸不遜(ごうがんふそん)な青写真を明かしている。

 そして三日会わざれば、より理不尽なことを言い出すのがEVILという男だ。「曲がりなりにも最近まで団体最高峰王座をうたってたんだろ? どうせ俺に負ける内藤が持ち続けていたら、それこそ俺の会社の看板に傷がついちまう。両国でお前のベルト、俺に譲渡しろ」と、防衛ついでにIWGP世界王座も手中に収めるつもりだ。

 さらには「内藤みてえなチンケな0点チャンピオンが巻いてるせいで、あのベルトも見るからに邪気が漂ってるな。俺が邪気払いしてやってもいいんだぞ?」と豪語。NEVERのベルトは、1月限りで退団した前王者タマ・トンガの「邪気を払う」と称してスプレーで黒く塗りつぶした。今度はIWGP世界のベルトをも〝暗黒化〟しようという、不届き千万な予告を繰り出した。

 こうなるともう止まらない。「今年は最低のバッドエンドで幕を開けちまったから、俺には軌道修正する責任があるんだよ。内藤、お前が両国で俺に負けたら、金輪際あのくだらない大合唱は禁止だ。キング・オブ・スポーツにあんなやかましいパフォーマンスはふさわしくねえ」

 内藤の代名詞でもある「デ・ハ・ポン!」大合唱の禁止令まで一方的に突きつける。EVILは1月4日東京ドーム大会のメイン後、内藤の大合唱阻止に動くも失敗。その当てつけとしか思えない理不尽かつ短絡的な要求だ。

 ともあれ今トーナメントではH.O.Tの乱入戦法が猛威を振るい、ついに頂点まであと2つと迫ってしまった事実は変わらない。目的達成のためなら手段を選ばぬ男が、このままNJCを制してしまうのか――。