1枚100グラムのパンツ!? ボクシングの3大世界タイトルマッチ(24日、両国国技館)の前日計量が23日、都内で行われ、6選手全員がパスした。
WBA世界バンタム級タイトルマッチ(上限53・5キロ)は、王者の井上拓真(28=大橋)と挑戦者の同級9位ジェルウィン・アンカハス(32=フィリピン)はともに53・4キロ。WBC世界バンタム級タイトルマッチは王者アレハンドロ・サンティアゴ(28=メキシコ)は53・4キロ、挑戦者で同級1位の中谷潤人(26=M・T)は53・3キロ。WBO世界スーパーフライ級王座決定戦(上限52・1キロ)は、同級1位の田中恒成(28=畑中)と同級2位クリスチャン・バカセグア(26=メキシコ)ともに52・0キロだった。
大きな混乱はなかったが、謎の〝チン事〟が起こった。アンカハスとサンティアゴがパンツを脱いで全裸で計量し、なぜか2人とも上限を100グラムも下回ってパス。これには多くの報道陣が首をかしげた。男性用のパンツは一般的には50~80グラムと言われている。この2人は軽量級だが、パンツは100グラムを超えるヘビー級だったのだろうか。
そうではなく、JBC関係者は「体重計が変わったからでしょう」と説明する。実は、上限体重は10グラム単位まで定められているが、便宜的に100グラム未満は切り捨てて発表されている。JBCは以前は錘(おもり)式の体重計を使用していたが、22年12月に井上尚弥(大橋)がバンタム級4団体統一を成し遂げた一戦から、より精密なデジタル体重計に変更。以前はあいまいだった10グラム単位の超過も計測されるようになったのだ。それが影響したのか、尚弥はその試合で珍しく1回目に30グラム超過している。
JBC関係者によると、両選手とも1回目の超過は10~20グラムほど。おそらく50~80グラムであろうパンツを脱いだことで上限を数10グラム下回り、10グラム単位は切り捨てて発表されるため、上限を100グラムも下回ることになったということだ。なにはともあれ、全選手が無事に第一関門を突破。好勝負は生まれるか。












