ボクシングの3大世界タイトルマッチ(24日、両国国技館)の記者会見が22日、都内で開かれ、WBC世界バンタム級タイトルマッチ王者アレハンドロ・サンティアゴ(28=メキシコ)に挑戦する中谷潤人(26=M・T)に、フィリピン人のジャッジが質問を浴びせる一幕があった。

 この試合で3階級制覇に挑む中谷は、2023年5月にアンドリュー・モロニー(オーストラリア)に衝撃的なKO勝ちを収めた一戦が、米国の権威ある専門誌「リングマガジン」をはじめ、多くの海外有力メディアのノックアウト・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀KO賞)に選ばれた。会見中に英語で「それを含めてどのような試合をしたいか」と質問されると、「そのようなシーンを生み出せればいいと思っていますが、相手もタフなチャンピオンなので、気持ちをもってアグレッシブに戦っていきたい」と、期待に応える意気込みを示した。

 実は、この質問の主は海外のメディア関係者ではなく、この日に後楽園ホールで予定されている興行でジャッジを務めるフィリピン人。珍事といえる〝乱入劇〟だが、海外のボクシング関係者も質問せずにはいられないほど、中谷への関心が高まっているということだろう。

 中谷も「ノックアウト・オブ・ザ・イヤーがみなさんに知ってもらえるきっかけになった。僕の試合を楽しみにしてくれている人も増えたと思う。期待に応えられるような試合をしていきたい」と求められているものを理解している。再び世界に衝撃を与えることができるか。