ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(30=大橋)が5月に東京でルイス・ネリ(メキシコ)と行う防衛戦の正式決定が近づく中、挑戦者の〝前科〟が懸念されている。

 元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏がユーチューブチャンネル「具志堅用高のネクストチャレンジ」で、ネリが2018年の山中慎介戦で体重超過により資格停止となった問題について言及。「皆がネリさんが日本に来ている試合を見ているから、またやるんじゃないかと思うわけですね。トレーナーとマネジャーがしっかり話し合いをしないと。試合前に失格したら、もうファイトマネーはゼロだよと。1円もないよ、ゼロだよという約束を交わさないといけない」とクギを差した。

 また、具志堅氏は「違反した場合の取り決めは事前に契約書で決めることができるのか?」との質問に対しては「マネジャーとプロモーター(で決めることができる)。今回も厳しい条件の中で契約すると思いますね」と断言した。

 一方で、試合は5月6日に東京ドームで開催とも伝えられており、もしネリが体重を超過しても簡単に試合を中止できない事情もある。具志堅氏は「とにかく前日計量で、必ずリミットに持ってくると。それをしないといけないと思います。来日も最低1週間はいるから。(計量)1週間前の体重報告。あと何キロとか、そういうのもしっかりチェックをしながら」と何重にもチェックする必要性を力説した。

 具志堅氏自身、2018年の山中戦は試合会場で観戦。「これはもう、(体重超過を)二度とさせないように神経を使うはず。(当時の試合は)もう体が違ってきてるし、階級どころじゃないですよ。あそこまでなったら、バンタムとフェザーですよ。かわいそうだよ、やっぱり」と振り返る。さらに、ネリの過去のドーピング問題についても言及し「来日した時に検査したり。それも徹底的に」とクリーンな試合を熱望した。