大相撲夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の新番付で十両復帰を果たした炎鵬(31=伊勢ヶ浜)が28日、東京・両国国技館で関取衆による力士会に出席した。

 2023年夏場所以来、18場所ぶりの関取復帰。首の大ケガで序ノ口まで転落したが、そこから不屈の精神ではい上がった。幕内経験者が序ノ口降下後に十両に返り咲くのは、史上初めてだ。

 この日からは部屋で関取衆との稽古を再開。残り2週間を切った夏場所に向けて「(春場所後は)リハビリがメインにはなってましたけど、しっかり今日から関取衆と稽古ができるようになった。ここから。怖さはありますけど、慣れていかないといけないので。一日一日、大事にやっていきたい」と意気込んだ。

 十両の土俵は、幕下以下の7番から15番に〝倍増〟する。炎鵬は「15日間、土俵に上がることだけを一番に考えて。コンディショニングとか、以前とは体の状態も違うので。どう15日間を戦い抜いていくかは、やってみないと分からない。未知なところ。昔の記憶もあるので、そういうところも思い出しながら」と手探りで臨む。

「首とどう付き合っていくかというところが一番。今までは(取組が)2日間に1回だったのでケアできる時間があった。15日になったら、また全然違ってくると思うので。一日一日、見つけながらつくり上げていきたい」と過酷な戦いを見据えた。