ボクシングのWBA世界バンタム級王者の井上拓真(28=大橋)が、兄でスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)とルイス・ネリ(メキシコ)が対戦する見通しとなっている5月6日の東京ドーム興行に参戦するかもしれない。
拓真は、ボクシングの3大世界タイトルマッチ(24日、両国国技館)で同級9位ジェルウィン・アンカハス(32=フィリピン)との初防衛戦を控える。22日の会見では「過去一の仕上がり。過去最強の相手だと思っている」と闘志をみなぎらせた。その言葉通りIBF世界スーパーフライ級王座を9度防衛するなど手ごわい相手だが、所属ジムの大橋秀行会長は「勝てば、大きな殻を破って新しい井上拓真が見られると思う」と飛躍を期待した。
この一戦を突破すると大舞台が視界に入る。ボクシングでは1990年2月のマイク・タイソンジェームス・ダグラス(ともに米国)戦以来となる東京ドーム決戦で、尚弥との兄弟そろい踏みだ。実現なら同級1位の石田匠(井岡)との指名試合が予想され、日本人同士とあってマッチメークの支障は少ないと思われる。
気がかりは試合間隔が、約2か月と短いこと。アンカハスに勝つだけでなく、大きなダメージが残らないように終わることも求められる。世界戦では自身初のメインイベントとなる拓真は「メインイベンターとしていい内容で勝ちを収めたい」と責任を自覚。己の拳で東京ドームへの扉を開くことができるか。












