ラグビー・オーストラリア代表メンバーによる、日本代表ヘッドコーチ(HC)に復帰したエディー・ジョーンズ氏(64)への怒りはいまだに収まっていないようだ。

 ジョーンズ氏がオーストラリア代表を率いた昨年のW杯フランス大会では、同国史上初の1次リーグ敗退となった。さらに地元メディアには、大会開催中にジョーンズ氏が日本ラグビー協会と次期HC就任について接触したことを報じられ、大きな波紋を呼んでいた。

 英メディア「プラネットラグビー」によると、オーストラリア代表を特集したドキュメンタリー「The Wallabies Inside Rugby World Cup 2023」のプロモーションイベントに、2023年にチームで主将を務めた経験を持つPRアラン・アラアラトア(30)が出席した。

 W杯開幕直前の試合で故障し、本番のメンバーからは外れることとなったアラアラトアは「(ジョーンズ氏に)感謝している選手もいるが、怒っている選手もいる。(日本代表とのつながりは)単なる噂で、何も起こっていないという前提で、一緒に頑張るつもりだった」とW杯を振り返った。

 また敗因については「この1年の間に変化が多すぎて、選手がついていけなかったのかもしれない」と昨年1月にジョーンズ氏がオーストラリア代表HCに就任してから、選手が戸惑っていたことを明かした。

 すでにジョーンズ氏は日本代表HCとして「超速ラグビー」を掲げチーム改革に取り組んでいるが、前職の成果は母国ラグビー界を引っかき回すだけに終わってしまったと言えそうだ。