【アリゾナ州グレンデール21日(日本時間22日)発】ドジャースの大谷翔平投手(29)が3月20日に韓国・ソウルで行われるパドレスとの開幕戦に「十分間に合うと思います」と自らGOサインを出した。前日、ロバーツ監督が開幕までに「50打席必要」と明かしたが、早い段階でクリアできると自信を見せた。キャンプ2度目の実戦形式のライブBPでは今季初めて左投手と対戦するも二ゴロに倒れ、2打席で1打数無安打(1四球)と快音は響かなかったが、問題ない。開幕に向け本気モードに突入する。

2度目のライブBPは不発だった
2度目のライブBPは不発だった

 

 キャンプ2度目のライブBPは午前11時過ぎから始まった。第1打席は中継ぎ右腕ハドソンとの対戦だったが、目慣らしに徹し、一度もバットを振らず5球で四球。サブ球場のバックネット裏に集まった100人超のファンからは思わずため息が漏れた。

 続く第2打席は先発左腕ヤーブローが相手。今季初の左投手との実戦となったが、初球の変化球を打ち損じ二ゴロに。結局、2打席だけで1打数無安打1四球。豪快な一発を放った19日(同20日)の1度目のライブBPに続く、“連発”といかなかった。

 20日(同21日)にロバーツ監督は「ショウヘイは開幕までに50打席が必要と言っていた」とパドレスとの開幕戦までにオープン戦などを含めた実戦で合計50打席をこなす方針を明かした。

 指揮官の発言について打撃練習後に報道陣から問われると大谷は「十分(開幕までに)間に合うと思います」と断言。その上で「ビジョン(マシン打撃)でも入れますし、今も(ライブBPですでに)5打席ぐらい打ってますし。十分じゃないかなと思います。早い段階でトータルでは50(打席)に行くんじゃないかなと思います」と今後の自身の調整に自信をのぞかせた。

 オープン戦を含めた実戦の打席とマシンでの打席では感覚が異なるはずだが、この点についても「そこまでは変わらないですね」と語るとこう続ける。

「実際にゲームで打つアドレナリンだったりとか集中力っていうのはもちろんありますけど。確認したいのはタイミングを外された時のスイングであったりとか、詰まった時のスイングのリアクションを確認したいというだけなので。その辺は十分じゃないかなと思います」

 昨年9月に手術した右ヒジの感覚は徐々に万全になりつつある。実際に屋外でのフリー打撃やライブBPで「生きた球」を強振しても「実戦の中で振ってみてあまり気になるところはないです。今のところは順調に来ていると思います」と問題がないと強調するのだからもはや不安はないのだろう。今後もやるべきことを確実にやるだけだ。

「一応(調整は)スケジュール通りには来ているので。スケジュール通りよりかは感覚が良いというのはすごくいいことだと思いますし。特に(調整が)早まっているという感じではないですが、その辺は安心しているところはあります」。2度目の手術ということで過去の経験がプラスに働いている。

 それにしても調整段階にもかかわらず、周囲を驚かせる飛距離に打球速度、万全になったらどこまですごくなるのか。

 ドジャーブルーのデビュー戦に向け着々と準備している大谷。その視線が鋭さを増してきた。