米スタンフォード大野球部は13日(日本時間14日)に高校歴代最多の通算140本塁打を放った花巻東の佐々木麟太郎内野手(18)が同大入学志願書にサインし、25年シーズンからチームに加入すると発表した。

 同大野球部の公式サイトではバットを肩に担ぎ、背番号3のユニホームを着た佐々木の写真とともに、エスカー監督の「彼は米大学野球界で最も注目される国際的な有望株になるかもしれない。彼のパワーは我々のプレースタイルにぴったりで、全米制覇を目指して戦うという我々の目標達成に直ぐにでも貢献してくれることを期待している」との声明を掲載した。

 さらに「佐々木は高校通算140本塁打の日本記録を樹立し、日本プロ野球ドラフト会議での1位指名が予想されていたが、スタンフォード大学へ進学するために(ドラフト指名を)見送った」と紹介した。

 この発表を受け、米CBSスポーツ(電子版)は14日(同15日)に「佐々木はドジャースのスーパースター大谷翔平と同じ高校に通っていた」ことに触れ、「ベースボール・アメリカ誌のピーター・フラハティ記者は昨年秋、次のように語った。『佐々木の名刺代わりとなるのは、20~80のスカウティング・スケールで十分な70を誇る驚異的なパワーである』」と、米アマ野球の老舗専門誌が高く評価していたことを伝えた。

 また、「佐々木はまた、米大学で野球をする最初の日本人選手ではない。(昨年のドラフトで)ホワイトソックスから11巡目で指名された西田陸浮は、短大で2シーズン、オレゴン大で1シーズンプレーした後、プロ入りを果たした」と付け加えた。

 まもなくアリゾナ州でプロ初のキャンプを迎える西田は13日(同14日)、自身のX(旧ツイッター)で昨年同じPAC12地区のライバルとして何度も対戦したスタンフォード大について「対戦した中で一番尊敬できるチームでした。素晴らしい選択をしたと思います。(中略)佐々木さんすごい人なんやなって思います」と投稿した。

 スタンフォード大は昨年、公式戦44勝20敗の好成績で、3年連続カレッジワールドシリーズに出場。24年シーズンは2月16日(同17日)に開幕し、5月のPAC12トーナメントを経て、6月のカレッジワールドシリーズ出場を目指す。

 しかし、4月の春学期から入学する佐々木が公式戦デビューを飾るのはおよそ1年後の25年シーズンから。メジャーのドラフトには「4年制大学に通う選手は3年修了時、または21歳になった時点でドラフト指名を受ける資格を得る」というルールがあるため、佐々木が期待通りの活躍を見せることが出来れば、早ければ26年のドラフトで指名対象となる。