日本ダンススポーツ連盟の石川勝之本部長(42、ダンサー名・KATSU ONE)が本紙の取材に応じ、ブレイキンのさらなる発展へ向けた〝青写真〟を明かした。同競技は今夏のパリ五輪で初採用となったが、2028年ロサンゼルス五輪は追加競技から落選。それでも、石川本部長は「パリに決まったのがいきなりすぎたので、態勢を整えるのがすごく大変だった。そういったことも見直す一つのいい機会かなと思っている」と前向きに受け止めている。

 今後は32年ブリスベン五輪での再採用を狙った活動を行っていく方針。「国内でも世界でもブレイキンを知らない人たちにどれだけ届けるかというような環境づくりが大事になる」との展望を示し、国内では部活動など学校の現場に競技を取り入れることを目指しているという。

 ブレイキンはオリジナリティーを重視する競技。教育の現場で多様性が尊重される今だからこそ「特に子供はみんなと一緒じゃないと引け目を感じてしまう部分があると思うが、人と違うのがいいことだと自信を持って学べる機会は意外と少ないと思う」と競技を通じた教育のメリットを強調した。

 12日には全日本選手権(17~18日、東京・NHKホール)の記者会見が都内で開かれ、男子でパリ五輪代表の半井重幸(21、ダンサー名・SHIGEKIX)は「守りより攻めの姿勢で。全日本、パリの舞台でも、自分らしさ全開で戦いたい」と決意表明。今夏のパリ五輪と、その先を見据える上で、選手と関係者が一体となって競技の普及に努めていく構えだ。