ブレイキン男子でパリ五輪代表に内定した半井重幸(ダンサー名・SHIGEKIX)が〝楽しむ〟に込めた思いを明かした。

 普段は徹底した食事管理や厳しい練習で己を鍛えるSHIGEKIXだが、試合では決して苦しい表情を見せない。「どんなスタイルであっても、自分の気持ちやその時のマインドはパフォーマンスにつながってくる。全てのスポーツがそうだとは思うが、より直接的に表れると思っている」と理由を語った。

 SHIGEKIXは試合に挑む上で、心と体のバランスを重要視。「僕はそういったプレッシャーだったりとか、頑張りたいみたいな意気込む気持ちは練習までにしようと思っている。その分『誰よりも練習するぞ』『誰よりもブレイキンと向き合う』という気持ちで常にいる」と話す。

 ただ、試合では真逆だ。「当日はやっぱり楽しむというのが最後に来ないと、ただただ追い込んで、疲れている人のままステージに立ってしまうと、それは何の意味もないというか、しんどそうな感じになるだけ。簡単なことではないが、それ(苦しみ)を乗り越えた先の楽しさとか、踊ることの喜びみたいなものをステージ上で感じられる人がその日の頂点に立てたりする」との考えを示した。

 12日に都内で行われた全日本選手権(17~18日、東京・NHKホール)に向けた会見では「今年の抱負は挑戦。この二文字が一番しっくりくる。自分の成長を求めて挑みたい」と決意表明。4連覇の懸かる一戦も、自身の魅力を発信する軸はブレていない。