プロレス界のレジェンドでドラディションの〝炎の飛龍〟藤波辰爾(70)が、〝レインメーカー〟オカダ・カズチカ(36)の米国進出に「成功」の太鼓判を押した。
オカダは1月末で新日本プロレスを退団した。11日の大阪大会、23、24日札幌大会にフリーとして参戦した後、米国マット進出が確実視されている。となれば、世界最大団体のWWEか、大富豪のトニー・カーン社長率いるAEWの選択になるが、藤波は「僕らの時代ではありえなかったこと。これからの将来を見据え、夢のために動いたのでしょう。野球の大谷翔平を目指して彼も行くのだろうから、応援するしかない。〝プロレス界の大谷〟になってほしい」と激励メッセージを送った。
では〝レインメーカー〟は米国マットでも成功するのか。2015年にWWE殿堂入りを果たしたレジェンドは「あれだけタッパ(身長)もあるし(191センチ)、(WWE、AEWの)どちらも(規模が)大きいけど、向こうの中でも十分やっていける。何より気持ちが若い。僕らの頃の日本人選手と考え方も違うからね」と心技体で〝お墨付き〟を与えた。
藤波自身も1975年からドイツ、米国、メキシコと海外遠征で活躍。78年1月には、米ニューヨークの〝格闘技の聖地〟マジソンスクエア・ガーデンで、WWWF(WWE)ジュニアヘビー級王座を奪取するという快挙を成し遂げた。もちろん藤波も、米マットを主戦場にすることが夢だったという。
「僕がプロレスラーになった理由は海外に出たいからだった。海外でチャンピオンベルトを巻くのが夢だったし、目標だった。だから、アメリカを歩いてみたかった。新日本で海外の定期戦に出るのとはわけが違う。ニューヨークでベルトを取って(新日本から)声がかかって(日本に)帰ることになったけど、声がかからなかったら今でも放浪の旅だったよ」と、オカダに羨望(せんぼう)のまなざしも向ける。
レジェンドからもエールを送られたオカダは、大きな期待を背負って〝プロレス界の大谷〟を目指す。













