バスケットボール女子日本代表の格上撃破で〝手のひら返し〟が起きている。世界ランキング9位で東京五輪銀メダルの日本は、8日(日本時間9日)のパリ五輪世界最終予選初戦(ハンガリー)で同4位のスペインに、86―75で勝利した。

 平均身長で10センチ上回る格上相手に、〝お家芸〟の3ポイントを炸裂させた。計40本を打ちまくった上で、成功率38%と上々の数字。中でも林咲希(28=富士通)は、8本打って6本成功(成功率75%)させ、20得点をマークした。過去の公式戦5戦全敗だったが、終始リードをたもちながらの展開で完勝した。

 戦前は、今回のメンバー12人の中で、センターは高田真希(34=デンソー)のみでガードに厚み持たせたラインアップだったこともあり、インサイドを不安視する声も数多くみられた。しかし、この結果にネット上では「これが日本が世界で勝つためのバスケ」「3Pだけでなく、走力もディフェンスも粘り強い。メンバー発表で物議を醸したけど、チームの意図がはっきりわかり戦いぶり」などの声が続々と上がった。

 恩塚亨監督が掲げるチームコンセプト「走り勝つシューター軍団」がはっきり見て取れた快勝。9日(日本時間10日)のハンガリー(同19位)戦に勝てば、3大会連続の五輪出場が決まる。