阪神OBの鳥谷敬氏(野球評論家=42)が6日、宜野座キャンプで臨時コーチとして虎の後輩を指導した。午前は小野寺の早出三塁特守からスタートし、午後の特守では中野、木浪の二遊間、三塁・佐藤輝にアドバイス。自らの引き出しを存分に提供した。

 特に昨季チーム最多の20失策だった佐藤輝への指導には熱が入った。馬場、藤本両守備コーチからの三塁ノックを間近で見守り、身ぶり手ぶりで〝鳥谷塾〟を開講。三塁守備に関する基本となる動作から、スローイングにつなげる動きを反復した。

 鳥谷氏は「捕球する時の(一塁送球へつなぐ)力の向きですね。難しい打球を捕るのも簡単な打球も同じ捕り方になっていたので。(基本的な捕球姿勢が)引く形になっていたので、入っていくのが必要だと思った」と説明。佐藤輝は「感覚はいい感じ。しっかり試してやっていこうかなと思っています」と手応えを示した。

 昨季ゴールデン・グラブ賞を受賞したDeNA・宮崎の失策数は「9」。佐藤輝自身は「(失策数を)半分くらいにできたら」とイメージしている。それが実現すればタイトルも夢ではない。

 さらに「安心して守れるようになれば打撃にいい影響が出ると思う」とも話した鳥谷氏。守備力の向上で打撃力アップにもつながれば「アレンパ」(佐藤輝が考案した『アレ+連覇』)も現実味を帯びてくる。