新日本プロレス5日後楽園大会で、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の辻陽太(30)が「Just 5 Guys(J5G)」の上村優也(29)に「カベジェラ・コントラ・カベジェラ(敗者髪切りマッチ)」を要求した。

 LIJとJ5Gはシリーズ最終戦・24日札幌大会でシングル5番勝負を控えており、辻は上村と激突する。この日の大会では両ユニットによる勝ち抜き方式の団体戦が行われた。

 互いの副将を務めた高橋ヒロムとDOUKIが引き分けに終わると、団体戦の決着は大将同士の時間無制限1本勝負に委ねられる。そして両ユニットの大将として登場したのが辻と上村だった。

 同期同士でライバル心を燃やす両雄は一歩も譲らない攻防を展開。左腕一点集中攻撃に大苦戦を強いられた辻だったが、前日4日後楽園大会の10人タッグ戦でギブアップ負けを喫した悔しさを晴らすべく執ようなボストンクラブで追い詰めていく。上村がギブアップしないと見るや自ら技を解き、最後は技の読み合いからジーンブラスター(スピアー)をさく裂させ3カウントを奪った。

 1月4日東京ドーム大会での一騎打ちで敗れた雪辱に成功した辻は試合後のリングで「そこにあるベルトが見えるか」と、IWGP世界ヘビー級王座(現王者は内藤哲也)を見せつける。「本来なら俺とお前は、あのベルトをかけて戦わなきゃいけないんだよ。無意味な戦いを続けてても何も生まれない。札幌で完全決着といこう。俺は次の札幌で、この髪をかけてやる。敗者髪切りマッチだよ」と、何とカベジェラ戦への変更を要求。上村も「俺はお前の髪なんて興味ねえ。でも逃げる理由もねえ。次の札幌、お前の髪と俺の髪の毛をかけて髪切りデスマッチだ」と受諾し、新日本マットでは2018年1月東京ドーム大会の後藤洋央紀VS鈴木みのる以来6年ぶりの敗者髪切り戦が実現することになった。

 さらに辻は「新日本プロレスはこのままじゃいけない。俺はそう思ってるんだ。俺はこのリングでやりたいことがたくさんある。ただそれを実行するには、内藤さん、あんたの持ってるそのベルトが必要だ。まずは上村を倒して、正攻法で結果を残して、あんたの目の前に立ってやる。その時までちゃんと防衛しといてくれよな」と、現IWGP世界王者の内藤にも意志表明。「俺がこのリングに帰って来てから、時代は俺のものだ。新日本が上がるも下がるも俺次第だ。あえてこの言葉を自分自身に投げかけたい。覚悟はいいか! 新日本プロレスの頂点を俺が取ってやるよ」と、高らかに宣言していた。