西武・炭谷銀仁朗捕手(36)が28日、6年ぶりに復帰した古巣施設で19年目の自主トレを公開した。「僕が以前在籍していた時にいなかった選手も多いですし、あ~西武こうなったんやなって感じですね」と巨人、楽天でプレーしていた5年間の変化を口にした。

 続けて「コミュニケーションが大事。若手を中心にたくさん話をしていきたい。前に受けていたとしても、(高橋)光成も今井も進化している。ゼロからのつもりで、自分の下半身が持つ限り、いろいろな投手の球を受けたい」とコメント。2月6日から始まるキャンプではA班に帯同する20人の投手の球を受け、それ以上に積極的なコミュニケーションを図る構えでいる。

 炭谷は投手陣との対話について「極端な話、野球の話は一切なしでもいい。球を受けなくてもいいから会話をすることが大事」だと強調する。

 その意図を「その投手の性格を知ることも大事だし、もっと言えばしゃべることで〝その変化〟に気付いてあげることができる。これは捕手として昔、城島さんに教わったこと。『普段のちょっとした変化でも気付いてあげられるようになれ』と。普段の生活の中の事が全て(野球に)つながってくると思うので」と解説。西武1年目のオフに弟子入りしたソフトバンク・城島健司会長付特別アドバイザー(47)から伝授され今も大事にしている捕手という仕事の極意を語った。

 炭谷はこの普段の何気ない言葉のキャッチボールと観察眼が「ここという場面で投手に安心感を持ってもらえる。こっちは指1本で人の人生を動かしている。サインを出す時の理由づけ、根拠にもなる話でそのヒントを得るためのものでもある。ボクのいうコミュニケーションは判断材料を増やすためのもの。サインを出す根拠。だからしゃべらんより、しゃべった方がいい」と19年間やり通してきた捕手としての信念を語った。

 その方法論でキャンプでは20人の投手の人となりを把握し古賀、古市といった若手捕手にその極意を伝授していくことになる。