現在入院中のチャールズ国王は今週末に前立腺肥大症の手術を受ける。バッキンガム宮殿が病状発表した後、夫人のカミラ王妃は健康を懸念した上で、職務を「減速」するよう促したという。英紙サンが22日に報じた。

 国王は「週7日働く人間」とも呼ばれ、昨年の公務は516件で、そのうち実に94件は海外訪問が含まれている。確かに75歳にしては、多忙を極め過ぎの感は強く、王室関係者は「女王は彼に少しペースを緩める必要があると進言した」と証言した。

 国王に近い情報筋によると「忙しいのが好き」で「外出することに熱心」な上、常に政府のレッドボックスを読んでいるという。かつてヘンリー王子はドキュメンタリーの中で、国王は1日2食しか食べないことでも知られており、夕食は「ばかばかしいほど夜遅く」に採っていたという。「そして、夜遅くに机に向かい、メモを書きながら眠りに落ちてしまい、目が覚めると顔に紙が張り付いていたのです」と語っている。

 今回、国王はバッキンガム宮殿を通じて自身の診断結果を公表した。これは王室では異例中の異例。同じ病気の可能性があるより多くの男性に検査を受けるよう促すためとみられている。この発表は効果があり、その後48時間で前立腺肥大に関するNHSイングランド(英国国民保険サービス)のホームページへのアクセス数は2万6000件を超えた(通常わずか1400件)。

 王室専門家で歴史家のテッサ・ダンロップ博士は「王室が個人的な健康問題を明らかにするのは非常に異例なことです。国王の前立腺肥大に関する情報が共有されたことは前例のないことであり、また巧妙でもありました」と語っている。つまり病床にありながら〝仕事〟を行っていたことになる。

 カミラ王妃は週末の公務に出席した際「国王は元気です」と語ったという。早期回復とその後の公務の「減速」を祈りたい。