目ん玉飛び出るようなストロングスタイルで臨め――。格闘技イベント「ONE 165」(28日、東京・有明アリーナ)でセージ・ノースカット(27=米国)と対戦する〝バカサバイバー〟青木真也(40)が15日に練習を公開し、〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンから珍エールを送られた。稲門(早稲田大)の大先輩に背中を押された青木は、その熱い期待に応えることができるか。

 激闘必至の大一番を前に青木が向かったのは、カシンが〝塾講師〟を務めていると自称する神奈川・湘南の体育館だ。事前に連絡を取っていた青木は、悪魔仮面から指示された体育館の一角にある柔道場に足を踏み入れた。待ち構えていたカシンに「先輩、試合に向けて、俺に本当の〝闘魂スタイル〟を教えてください!」と声をしゃがれさせ頭を下げた。

 しかし、カシンからは「時代はもう〝闘魂スタイル〟じゃない。〝目ん玉飛び出るストロングスタイル〟だ!」とまさかの返事。WJプロレスのキャッチフレーズをほうふつとさせる言葉とともに「だから、青木君もあのオヤジをセコンドに就ければいいと思う。吉祥寺に行って酒をくみ交わせばいけるよ」と、よく分からないアドバイスを送られた。

 その後は「俺は今、ここで塾講師として毎週教えているんです。今日はぜひ、青木君も参加してください」と強い勧めを受け、塾生たちに交じって体育の授業に参加。なぜかテクニック指導を任される一幕もあった。

 1時間半に及ぶ授業の後「みんなの成績をつけないといけないから、ちょっと待ってて」と出ていったカシンが戻るのを待ちながら、青木は「いやー、先輩に会って気合入りましたね」とメガネを光らせる。さらに戻ってきたカシンから「〝チームノア〟って、俺は反論したいヤツらの集まりだと思ってるんですよ。決して反論外じゃないことを祈っているというか…」と言葉を送られると「確かに。俺もそう祈っています」と大きくうなずく。

 授業に出席したことを感謝されてから「勝利してくれることを祈っています。さらにその先は大きなPPVの試合をして、莫大な金額を稼いでほしい」とエールを送られた。これに青木は「ありがとうございます!」と返答だ。最後にカシンから「教えてやるよ、来い」と組みつかれた青木は巧みに腕を取って手首を決め「イテテテ…」と悲鳴を上げさせて、免許皆伝で公開練習を終了した。

 悪魔仮面に見送られて柔道場を出たところで「そういえば目ん玉うんぬんって、あの消滅したWJのことだよな?」と気づくと「ONEの大事な大会の前に縁起の悪いことを言うんじゃないよ…」とつぶやき、湘南台駅方面に消えた。