中日のドラフト6位・加藤竜馬投手(24=東邦ガス)が熱視線を浴びている。「魅力はあの上背と真っすぐ。去年の松山のようにガンガンいってくれれば。大化けする可能性もある」(球団幹部)と期待が高まっているのだ。

 加藤竜は最速154キロを誇る身長185センチ、体重100キロの大型右腕。昨季、育成入団した1年目から支配下登録を勝ち取り、中継ぎとして36試合に登板して17ホールド、防御率1・27の好成績を残した松山の例もある。それだけに、周囲が前のめりになるのも当然だが、加藤竜は身体能力の高さもさることながらメンタル面の強さも魅力。東邦ガス社員時代には、契約を取るために飛び込み営業で1日何十軒も個人宅を回った経歴を持つ。

「ガスのことを聞かれて、答えられないことがあると『何しに来たの?』と言われたこともありました。怒鳴られたことも、追い返されたこともあります。『信用できないので帰ってくれ』と言われたこともありました」

ヘッドマッサージ器持参で入寮した(代表撮影)
ヘッドマッサージ器持参で入寮した(代表撮影)

 営業マンならではのハードシチュエーションを何度も経験してきたが「どうにかなるさ、という考えでやってきました」とへこたれることはなかった。

 立浪竜ではリリーバーとして起用される可能性が高いが「めげずにどんどんトライしてきた経験は、マウンドでも生きてくるはず」(前出幹部)。社会人時代に培った鋼メンタルが修羅場でも発揮されそうだ。

「球に力があるし、まだまだのびしろたっぷりという印象を受けた」(大塚投手コーチ)という加藤竜がプロのマウンドでどんな投球を見せるのか。